画風の新旧について(女の子編)

最近の新しい(流行の?)の画風ってどんなのだろう?とマンガを描き始めた半年前くらいから注意してみるようにしていた。
ネット上で一番目に付くのは同人系、エロゲ風の画風。みんな一様に同じ目に同じ輪郭。目は四角っぽく(黒目が四角)たれ目ですこし離れていて、輪郭はグレイっぽい。

輪郭がグレイっぽいのは実際の女の子の輪郭もあごが小さくそうなってきているので
流行と言えばそうなのだろうが・・・
あの四角い目と言うのは実は自分にとって相当古く感じるのだが・・

マンガ上のヒロインにも当然返還があるように美少女系と呼ばれる作者は少なからずいた。

小・中学時代で印象に残っているのは

高校・大学では

ここらでOVAなるものがはじめて出始める。
当時影響力を持っていたのは、高田明美いのまたむつみ美樹本晴彦ではないだろうか。

ここまでの画風と言うのはある程度共通点がある。目(黒目)が丸っぽいのである。最終的に昇華させたのはいのまた女史だと思うのだが、やはり当時から同人と言うのはアニメに影響を受けやすいのか当時はいのまたフォロワーや美樹本フォロワーがいっぱいであった。

しかし、アングラで別の主流があったのである。
吾妻ひでお内山亜紀というチャンピオン系のロリマンガ家である。特に内山氏はエロ雑誌からチャンピオンが少年誌にエロマンガを描いてくれと引っ張ってきた人だ。放尿とか結構やりたい放題だったようなきがする。

で、この二人が描くキャラというのは目が四角いのであった。それと顔のバランスが今風。
彼らのフォロワーが当時タケノコのように出版された美少女誌で活躍していた。やがて同人の世界はこれらの美少女誌の影響を受けることになる。

多分、90年代後半のアニメの作画監督とかゲームのキャラデザイナーとかワシらと同年代と思われる。彼らが当時影響を受けたキャラを消化されたものが最新のキャラデザとなって世にでて、更に現在の同人の世界で波及しているような気もしないでもない。

つまり、今のキャラデザはワシから見ると古い画風と言うことになるわけ。

ま、別の検証してるわけでもないんで、結構いい加減に思ってるだけなんだけどね。